★マンガ新連載 : 「医者を見たら死神と思え」 がん治療の現状に小さな一石投じる
MANTAN WEB 2014年11月12日
http://mantan-web.jp/2014/11/12/20141112dog00m200024000c.html
MANTAN WEB 2014年11月12日
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雑誌やウェブで始まった注目作を取り上げる「マンガ新連載」。がん手術をテーマとした「医者を見たら死神と思え」が10日発売の「ビッグコミック」(小学館)22号で始まった。
「医者を見たら死神と思え」は、よこみぞ邦彦さん原作 はしもとみつおさん作画で、慶応大医学部元講師の近藤誠さんが監修を手がける医療マンガ。
第1話は、啓応大医学部付属病院を舞台に、“神の手”を持つとも呼ばれる医師・真藤隼人が、代議士の父の食道がんの手術を行うが、術後に容体が急変する……という展開。真藤を“死神医師”と呼ぶ謎の男も登場する。
◇ビッグコミック編集部 國友慶
テレビドラマや小説、マンガ作品には「神の手」「スーパードクター」と呼ばれる天才医師が多数登場します。
実在の「天才医師」に密着したドキュメント番組も繰り返し放送されています。それらの影響で、「私も名医の腕に頼れば、どんな難しいがんだって完治する」と安易に考える方は、案外多いのではないでしょうか。
どんなに辣腕(らつわん)の医師だって万能ではないし、やみくもに手術すればいいという話でもありません。
「医者を見たら死神と思え」は、非常に挑発的なタイトルですが、私たちはこの作品を通して、がん治療にはさまざまな選択肢があるということ、神の手にすがるのが本当に幸せなことなのか……といったことを伝えていきたいと考えています。
それと共に日本のがん治療の現状・常識に、小さな一石を投じていきたいと考えています。
記事終了、
記事終了、
患者よ、がんと闘うな』『がん放置療法のすすめ』
ミリオンセラー『医者に殺されない47の心得』……。
30年以上にわたり、慶應大学病院での診療と、
執筆を中心にがん治療の啓蒙を続けてきた
近藤誠の公式ホームページです。
ミリオンセラー『医者に殺されない47の心得』……。
30年以上にわたり、慶應大学病院での診療と、
執筆を中心にがん治療の啓蒙を続けてきた
近藤誠の公式ホームページです。
挨拶、
がんと告げられた患者・家族は、大きな疑問を抱えます。
主治医が勧める手術や抗がん剤治療を受けて、本当に大丈夫なのだろうか、と。
しかし別の病院でセカンドオピニオンを得てみても、結論は変わらない。
疑問を抱いたまま治療のレールに乗せられ、あとで「こんなはずではなかった」──日本で、何百万回も繰り返されてきた光景です。
私は、日本で行われている「固形がん」の、手術や抗がん剤治療の大部分は、やらない方がいいと考えています。
実際に、がん放置を希望された150人以上の胃がん、肺がん、前立腺がん、乳がん、子宮がん等の患者たちを、24年以上にわたって診てきて、確信を得ました。がんは、苦痛等の症状がないかぎり、治療しないでおくことが、生活の質を保ち、できるかぎりの長命を得る秘訣だと。
他方で、私が上梓した『医者に殺されない47の心得』(アスコム刊)は100万部を超える支持をいただき、『がん放置療法のすすめ 患者150人の証言』(文春新書)などの反響も大きかった。
その影響でしょう、慶應大学病院の私の外来は、がん治療相談を求める新患が殺到してパンクしたので、急遽、ここ渋谷の地にセカンドオピニオン外来を開いたのが2013年4月のことです。
以来、この1年半で3000件以上のご相談をお受けしました。北海道から沖縄まで全国各地から、患者ご本人おひとり、ご家族や友人同伴、家族や友人だけなどさまざまな組み合わせで来所されますし、米国、韓国、フィリピン、イタリアなど海外からも来られます。ペットのがん治療相談もありました。
ひとりで全部位の、すべての進行度のがんの相談に応じています。内容はいずれも深刻で、日本のがん治療のレベルを反映しているのでしょう、相談を受けたケースの95%以上において、患者さんが現在受けている、あるいは主治医に勧められている治療法は受けないほうがいい、もしくは別の治療にしたほうがいいと提案してきました。
この3月には定年を迎え、慶應大学病院を退職したので、セカンドオピニオン外来に専念できます。今後も、患者さんが少しでも健やかに長生きできるよう、中身の濃い相談を心がけていきたいと思います。
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どんどん和尚のブログ 2014/9/1(月)